こんにちは。UIO戦略室の鈴木です。
3月初旬にサンフランシスコで行われたコンバージョンカンファレンスに、UIO戦略室室
長の春元と共に参加してきました。
2日間にわたってABテストやCROのセッションが合計28個行われたのですが、その中でも
個人的に一番面白かったOptimizelyのDan Siroker氏のセッションについてご紹介させて
いただきます。
セッションのタイトルはすばり「Lessons Learned from 30,000 Conversion Tests」。
テスト数は直前にアップデートされ、なんと47,115回!
立ち見が出るくらいの大盛況でした。
このDan氏、オバマ大統領の選挙キャンペーンをGWOなどを駆使してサポートした有名な方
みたいです。色々と面白い話が聞けたので、箇条書きでご紹介しますね。
(オバマ大統領の演説中継中に一人だけPCに向かっているのがDan氏ですw)
Nothing is sacred. Question assumptions.(前提条件を疑え!)
・オバマ選挙キャンペーンサイトでは、LPのメイン画像を他画像や動画でABテスト
同時にボタン名のABテストも行い、ベストな組み合わせを探した(効果40%改善)
・TV局のサイト修正では、トップページ構成を番組紹介リストに改編(効果600%改善)
Less is more.Reduce choices.(選択肢を減らせ!)
・ECサイトのフォームから「確認のためメアドをもう一度入力してください」を削除(効果8.4%の改善)
・寄付サイトのフォームから「電話番号」入力欄を削除(効果10.9%の改善)
・コミュニティサイトでは、構成要素を簡略化して検索窓メインのページに改修(効果8%の改善)
Wordsmatter.Focus on your call to action.(ボタン文言重要!)
・大統領の選挙キャンペーンでは、寄付を募るためのページでユーザーごとにボタン文言
のABテストを実施→未ログインユーザー、ログイン済だが寄付したことのないユーザー、
過去に寄付したことのあるユーザー3者で効果的なボタン文言は全く異なる結果に。(効
果18~27%の改善)
(ユーザーステータスごとに効果的なボタンが異なります。)
・動画閲覧バナーの文言を「watch episodes」から「full episodes」へ修正(効果10%の改善)
・ボタン文言「Free Trial」から「Try it free」へ修正(効果14.6%の改善)
・寄付ページでボタン文言を「SUBMIT」から「SUPPORT HAITI」へ修正(効果15.7%の改善)
などなど
とにかく色々な事例が結果付きで紹介されていたので非常に参考になりました。
個人的には、ボタン文言を変えて効果が大幅に上がっている事例が多かったのが
気になりました。
さっそく弊社リサーチパネルのLPでボタン文言6パターンでのABテストを行ったところ
オリジナルに対し20%の改善結果が出ました!
ボタン文言のABテストなどはGWO使えば、すぐにでも試せて効果も大きいので
ぜひ皆さん試してみてはいかがでしょうか?
また余談ですが、Dan氏の会社のツールOptimizelyを使えば、超お手軽にABテストを実施
することができるみたいです。
ご興味ある方は動画デモをご覧ください~http://www.optimizely.com/
以上コンバージョンカンファレンスからのフィードバックでした。